失敗と友達ってどういうこと!? 失敗と仲良くすってこと???
と思った方、ゴメンナサイ。
これはタイトルは、キャプテン翼の有名なセリフ、「ボールはともだち、こわくないよ」をもじったものです。
このセリフの背景を簡単に説明すると、
翼くんが小学校時代に 南葛 vs 明和 の対戦をしたときのこと。
日向くんのシュートに吹き飛ばされたりして、試合中にすっかり自身をなくしたキーパー森崎くんのフォローを、翼くんが体を張ってゴールされないようにしていた時、このセリフを言ったことで、森崎くんが立ち直った。
とまあ、そんなお話です。
そんな訳で、失敗を怖がらずに、それに立ち向かおう!
という意味を込めてタイトルです。
最近は、失敗しない環境を作りましょうということで、組織自体で失敗を許容する雰囲気を作ったりすることもあるけど、全てがそういう環境という訳では無いので、自分自身が失敗に強くなることは、とても大事なスキルになると考えます。
失敗って怖いよね
大きな失敗をするのは、とても怖いこと。
失敗して不快な体験をしたくないし、
失敗して職場など周りの人に迷惑をかけたくないし、
失敗して自分の評価が低くしたくないし、
もしかして、精神的に落ち込んで、挫折するかもしれない。
でも、失敗しない人はいない。
ってことで、失敗を味方につける方法を考えてみましょう。
失敗するとどんなことが起こってる!?
失敗したその裏ではどんなことが起きてるのだろうか?
大きな失敗をすると、パニック障害が起こり、思考停止に陥る。
その結果、物事を冷静に考える力を失ってしまったり。
そして、自分の責任だ、迷惑をかけて申し訳無いなんて、不安感、罪悪感、憂鬱感、羞恥心などのネガティブ感情が表れたりと。
そういったネガティブ感情は、行動への影響を与える。
怖れは現実逃避を引き起こし、不安は回避/挑戦しないといった行動をとらせ、罪悪感は謝罪行動の促し、憂鬱感は引きこもり行動へを導き、羞恥心は人との関わりを避けたいと感じるようになる。
そんな失敗の真の問題は、失敗後に表れるネガティブな感情に心が支配されること。そうなってしまうと、そうなると、無力感を学習してし、何も行動を起こせなくなってしまう。
無力感を学習する
「学習性無力感」といい、失敗を重ねることで、無力・無気力を感じるコトが癖となり、無意識に無力感を学習してしまうこと。
↓
状況を変えることは出来ないという認識
(思考停止)
↓
この不快はこの先も続くだろうという考え
(ネガティブ感情の発生)
↓
今後も状況は変えられないという認識
(ネガティブ感情の繰り返し)
↓
無力感が生まれる
その無力感は拡大され、仕事が上手くいかないと感じていただけのはずが、他の分野でも失敗すると考えてしまうなど、悪循環に陥ってしまう。
そうならないように、その失敗の連鎖を断ち切りましょう。
失敗の連鎖を断ち切るには
失敗の連鎖を断ち切るためには、失敗を次の3つに分類し、それぞれに適した対応を考えることが大事となる。
・予防できる失敗
・避けられない失敗
・知的な失敗
予防できる失敗
不注意や不勉強で起こった失敗やケアレアミスなど。
規制遵守の徹底や事前準備をしっかりすることで対応する。
避けられない失敗
業務プロセスが複雑な場合や、不確実性の高いプロジェクトなどの環境要因などが原因となる。
自分のコントロールの及ばないものであることを認識に、過剰に責任を感じず、柔軟な心で理解する。
知的な失敗
アイディアを試すための実験や革新的な知識の可能性を探るための実験など。
挑戦のための学習と捉え、不用意に罪悪感を感じ過ぎないようにする。
こうやって失敗を分け、その失敗と適切に付き合っていくことで、失敗と友達になりましょう。
失敗と友達になるには
失敗を怖れずに友達になるためには、失敗を分類し、失敗に対して不用意に自責の念を持たず、その失敗に応じた対応をとり、積極的に学習することが大事なことこなる。
そうやって失敗を友達として怖がらずに、そして、失敗しても再起する力=レジリエンスを鍛えていきましょう。
このエントリにまとめた内容は、『「レジリエンス」の鍛え方』 からの抜粋となります。
そして、レジリエンスを鍛えるためのコーチングを実施しています。
ご興味のあるかたは、「コーチングについて」をごらん頂き、お問い合わせ下さい。
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