コーチングの中では、セッションの最後に、
次のセッションまでの間に何らかの行動をすることを促します。
これは、何故でしょう?
行動を続けて続けて行くことで行動の習慣化を願っていることと同時に、
自信をやしなって欲しいと願っているからです。
自信をやしなうということは、自己効力感を高めることです。
自己効力感を高める
自己効力感とは、ある行動や目標に対して、「自分ならやれば出来る」と感じる度合いです。
自己効力感を高めるには、次の4つの方法があります。
a) 実際に行動したことに対する成功体験をもつ
小さいなことでも構いませんので、自分で目標を立てて、それを達成しましょう。
そうやって成功体験を積み重ねていきます。
b) 成功している他人の行動を観察し、真似をする
自分と同じ目標を達成している人や、そも目標を達成するスキルを持っている人を思い浮かべ、その人ならどうやって達成するかを考え、真似します。
モデリングとも呼ばれます。
c) 他者からの励ましを受ける
困難な課題に挑戦している時など、「やれば出来る」「才能があるから諦めずにやればできる」など、励ましの言葉をもらいます。
これは、言語的説得などとも呼ばれ、自分で自分を説得するときはアファメーションと言います。
d) 高揚感をイメージとして体験する
目標を達成した状態をイメージして体験するなど、ムードを変えます。
生理的・情緒的高揚とも言われ、体の感覚として感じます。
この4つの方法は、上の方ほど効果が持続し、効果が高いのです。
コーチングの中で行うこと
コーチングのセッションの中で行える事は、b, c, d の 3つです。
一番効果があり、継続性の高い a の 成功体験は、コーチングの中で行うことが出来ないのです。
そして、それは、クライアントとなる ご自身が 行動することでのみ、得られるものであり、継続的に実践することで、高められるものなのです。
コーチングの中のセッションでの 励ましや高揚感の体験、自己効力感をキッカケとして、実際に行動での成功体験を繰り返し、自己成長、自己実現に繋げていって欲しいと願っています。
そして、自己効力感を高めたり、レジリエンス(逆境力)を鍛えるためのコーチングを実施しています。
メッセージお待ちしています。
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