ここでは個人的な経験に基づいた形で記載しています。
ですので、もしかしたら公式とは異なるニュアンスで書いてるかもしれません。
システム・コーチング®の正式な説明は、CRRジャパンのサイトでご確認ください。
http://www.crrjapan.co.jp/systemscoaching.html
システム・コーチング® は、ウエイクアップ(CRRジャパン)の登録商標です。
システム・コーチング®
システムが抱えている目標や課題等に対し、
システム自身の自己成長を見据えながら、
システム自身の力で達成/解決することを支援するアプローチです。
システム
システムとは、まとまることで関係性を伴った一つの意味をもつ存在のことです。
例えば、二人の男女が一つのまとまりとなることで夫婦という意味をもったり、
複数の人が集まることでコミュニティーという意味をもったりする、
そのような存在を表します。
システムを、システム・コーチング® の文脈で表すと、
- 企業やNPO、NGO、コミュニティー等の組織
- グループやチーム等
- 夫婦や家族、カップル、友人等。
と言ったモノに分類されます。
そして、自分自身もシステムになります。
例えば、何か行動を起こしたい自分と、躊躇している自分等です。
システム・コーチング®の場の約束
システム・コーチング®の場では、コーチはシステムに対して働き掛けます。
個人に対してもシステムの一部としての働き掛けになります。
それは、システム内部での対話を重視するからです。
システム・コーチング®の場では、色々な言葉が発せされますが、
そこで発せられる言葉は、どんな小さな言葉でも“システムの言葉”として扱い、
個人の言葉としては扱いません。
そのため、コーチはシステム・コーチング® の場を安心・安全な場とするためのその努力を怠りません。
参考までに、システムに対して、パーソナル・コーチングすると、
このようなイメージになります。
システム・コーチング®の進め方
システムが抱えているテーマ(目標や課題等の解決したいコト等)にそって始め、
システムの感情、システムの価値観、システムの可能性などに焦点を当てて、
システム自身がその解決したいコトに向き合い、
システム自身の力で解決されるように、システムを支援していきます。
「システム・コーチング®の場の約束」に書いたような、
システム・コーチング®の場を安心・安全な場とすることで、
メンバーから言葉等の表現を発してもらいながら、
システムの奥底に存在するシステムのニーズや、
まだ気づいていない解決法等を引き出し、
システムとしての次への行動へと繋げていきます。
その行動とは、課題を解決するために、
メンバー一人一人が実施することかもしれませんし、
次回のコーチングまでに何かを決めるといったことかもしれません。
それらの行動に対して、コーチと約束してもらう等の方法で、
メンバー一人一人にコミットして貰います。
そして、コーチは、次回のコーチングの時に、
その結果について質問したりといったことも行います。
最後に
システム・コーチング®とは、一人一人の個人にフォーカスを当てるのではなく、
システム自身にフォーカスを当てることで、
システム自身として、システムの抱えている目標達成や課題解決をするように促進し、
行動に繋げていくためのプロセスであるといえるでしょう。
そして、忘れてならないのが、
システム・コーチング®は、ライト・リレーションシップを目指しているということ。
ライト・リレーションシップとは、正しい関係性のことです。
正しい関係性とは、結びつきを強めるだけではなく、
例えば、夫婦の場合離別したり、組織の場合組織から離れたりということもあり得ます。
そういったことを踏まえて、システム・コーチング®を認識して頂ければと思います。
IT現場・コーチング として、システム・コーチング®を
IT現場に特化する形で提供しています。
IT現場における目標達成や課題解決など、気になることがありましたら、
「お問い合わせ」から、お気軽にメッセージをください。