ワークショップのセッションも多いですよね。
座って聞くだけじゃなくて、体験的に学べる場です。
とても良いワークショップなので、
良し、自分の会社でやろう!って思って、やってみた。
という話を聞きます。
それは良いんですが、
そして、上手くできなかったという話や、
挙げ句の果てには、
だから会社の練習は駄目なんだ。
なんて言ったりする人もいらっしゃって。
せっかく自社で開催したのに、もったいないですよね。
では、なぜ、駄目だったんでしょうか?
それを考えてみたいと思います。
なお、この投稿は、
「ファシリテーター Advent Calendar 2015」の
トピックにもなっています。
http://www.adventar.org/calendars/940
# ワークショップをやるだけでOK?
ソフトウェア開発している人にはおなじみですが、
こんな言葉があります。
自分は、こう動くだろうと、プログラムを作るのですが、
実際に動作させてみると、違う動きをする。
単純ミスの場合もあれば、思い違いをしているという場合もあります。
ワークショップもこれと同じで、
と言えます。
ワークショップをやったから、何かが学べるわけではなく
そのワークショップを進行した人のやり方で
ワークショップの学びが作られていくんですよね。
なので、ファシリテーションがとても大事になってきます。
そして、ワークショップをするまえの準備がさらに大事になってきます。
ワークショップをする前に
ワークショップをする前、どんなことが必要なのでしょうか?
・受ける人の前提条件、知識レベルは必要に達していますか?
・途中どんな質問が出そうですか? それに対してどんな回答をしますか?
講座やイベントでは、ある自主的に勉強しているかたも多いです。
でも、自社だと、そうでもなかったり。
講座やイベントでは、ワークショップ慣れしている人もいますが、
でも、自社だと、そうでもなかったり。
そうすると、アイスブレイクも別のものを必要があるかもしれません。
もっと事前説明をしっかりやる必要があるかもしれません。
でも、そんな検討をせずに、
ワークショップだけを開催しても、なかなか伝わらないんですよね。
ワークショップを開催するのは大変
ワークショップは、一回受けただけで真似するのは大変です。
何度もやって慣れているならまだしも、
人のやっているのを参加して、一回受けただけのも真似するのは
とても難しいです。
自分自身、
ワークショップのファシリテータ-研修を何個か受講していますが
たった2時間のワークショップのために、1~2日受けたりします。
でも、それを受けることで、
ワークショップ進行時のツボを
進めからの知恵を得たりします。
そう考えると、一回ワークショップを受けただけで
それが頭で思い浮かべた通りに進むと考えるのは結構大変では無いでしょうか。
人によっては、ワークショップのコツをつかむために、
3回4回と受ける方もいらっしゃいます。
そして、ワークショップを受けてやろうとする前に、
しっかり事前準備をしたり、
読み合わせの練習をしたり、
自分のファシリテーションの癖を理解することが大切です。
せっかく自社にその考えを伝えるために
ワークショップがいいと思ったのでしたら、
しっかり準備して臨むことが
ファシリテーターとしての最低限のステップになると考えます。
そこを踏まえ、トライして欲しいなと思います。
良いワークショップとなるように。
そこを気をつけて下さいね。
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